東郷 俊宏
医師・医療関係者
肩書：明治国際医療大学客員教授 / 鍼灸院経営
メディア出演など：ガイアの夜明けー後悔しない供養」（テレビ東京 2018年2月O.A）
一人で抱え込まないで----- 7年の介護生活から学んだ、「幸せな介護」とは
私達は子供の頃から学校でも、家庭でも身体や病気のことを学んでいません。
特に戦後生まれの私達の多くは身体にまつわる「智恵」をおばあちゃんからもおじいちゃんからも聞くこと無く育ってきました。
ですから子育てでも介護でも初めて経験することばかりで、小さなことにも戸惑い、不安を感じてしまうのですね。
私自身も東洋医学を学んだ身として、身体のことは知っているつもりでしたが、
いざ自分が介護する立場になってみると、分からないことだらけでした。
そして男性によくあることですが、いつの間にか、自分一人だけでかかえてしまっていたんです。
でもあることをきっかけに私は抱え込むことを止め、「手放す」ことを覚えたのです。
そして「親のため」、と考える前に自分との向き合い方を変えることで、
介護がつらいものから「幸せな介護」へと変わっていきました。
講演では、これから始まる介護に不安を持っている方、
すでに介護を初めていらっしゃる方に、心を込めて「幸せな介護」への道しるべをお伝えします。
講演テーマ
「介護は本当の自分と未来の幸せに出逢う旅」
「介護と子育てに共通する、たったひとつの重要なことー東洋医学のエキスパートの視点から」
講師情報
講師名
カテゴリ
医師・医療関係者
肩書
明治国際医療大学客員教授 / 鍼灸院経営
経歴
地方公務員の父親と、広島の原爆で家族を皆失い、障害をもった母親との間で育つ。
東京大学卒業後、演劇好きが高じ、舞台照明の会社に入るも健康上の理由で退職、東洋医学の道を志す。
1995年に鍼灸師資格を取得後、京都大学を皮切りに医療系大学で19年間、
研究と教育に従事（専門：東洋医学の理論と歴史・統合医療・医療倫理）。
WHO、ISOの国際会議に日本代表として参加しキャリアを積み重ねるなか、
7年間にわたる両親の介護生活を経験（父：施設、母：在宅）。
自らの介護生活で、母親の首に手をかけた経験から、
「親子の絆」という物語が逆に家族を苦しめることに愕然とすると同時に、
日本の教育のなかで「家族や大切な人をケアする」ことが軽視されているかを痛感する。
介護職、医療職とOne Teamを作ることで、穏やかに両親を見送った。
母親との最後の1週間と在宅での看取り、自宅での葬儀の模様は「ガイアの夜明けー後悔しない供養」（テレビ東京 2018年2月O.A.）でも放送され、
全国的に注目を浴びた。
親を見送った後は、自身の介護経験をもとに看護大学や医療系専門学校で
毎年450名以上の学生を対象に介護について講義するほか、地元で「家族の視点から見た介護」、
「介護を通じて学ぶ命の慈しみ方」をテーマにセミナー活動を続けている。
また、介護に不安や悩みを持つ家族を対象に個人相談に乗っている。
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補足情報
