尾川 智子
監督・指導者・スポーツ選手

肩書:プロクライマー、スポーツクライミング解説者、スポーツニッポン評論家、スポーツクライミング講師、タレント指導者、講演講師、シートボルダリング・ペーパーボルダリング開発者、ボルダビクス開発者、愛知県田原市のふるさと観光大使
メディア出演など:【出版物】
誰でもはじめられるボルダリング(成美堂出版)
チャレンジ!ホビー 壁に挑め!ボルダリング入門(NHK出版)
ボルダリングBasic(スキージャーナル)
The Cliff (マガジンハウス)

「クライミングから学ぶ危険回避の方法」、「なぜ死なない?ロッククライミング術」
クライミングの中でも自然の岩を登るロッククライミングという高所を登る危険なスポーツをいかに安全に行なっているか?
100%の安全は絶対に存在しないこと。しかし、安全を100%に近づけることはできる方法を4つのパートに分け、自身が経験したエピソードとともにお伝えします。
①自己責任の大切さ
クライミングは自己責任のスポーツであり、唯一の安全は他の人が作り上げたものでなく、自分自身で作り上げる大切さ。自分で確認した安全が唯一信頼できる安全であること。
②ルールを守る
優先順位やルールをお互いにきちんと守ることの大切さ。日常とクライミングの世界(各コミュニティ)で、ルールが変わることがあるのでしっかり違いを把握して注意しなければなりません。
③慣れに頼らない
命綱をつける場合とつけない場合で、命綱をつけている方が死亡率が高いのはなぜか?「慣れ」や「やったつもり」で当たり前のことをおろそかにしてしまい、
その小さいミスが大きな事故との原因となっています。
④仲間と声出しコミュニケーション
「言わなくてもわかるだろう」それがわからないのが人間。仲間との安全を行使するには声出して確認しあうコミュニケーションが非常に大切です。
私が大怪我した経験、友人を亡くした経験から、クライミングにおける危険、
安全に対する心の持ち方を現場や工場などの危険を伴うご職業の方に参考になるエピソードをお伝えし、「安全のABC」と「安全の、こ・ま・つ・な」を提唱させていただきます。
【成績】
2000年 富山国体 準優勝
2001年 JFAユース選手権 3位
2002年 UIAAワールドカップイタリア 12位(日本人最高位)、UIAA International Event 19位
2003年 ASIAN X-games 優勝、世界選手権フランス 18位(日本人最高位)
2004年 UIAA world cup ITALY 11位、UIAA International Event 13位、IUAA world cup CHINA 10位(日本人最高位)
2005年 全米大会SEND FEST Salt Lake 優勝(日本人女性初)
2006年 ASIAN X-games 優勝
2008年4月 日本人女性初となる難度V12「カランバ」を達成
2012年10月 世界で女性初となる難度V14「カタルシス」を達成
2012年 Golden Piton賞 受賞(ボルダリング部門)
2014年 Golden Climbing Shoes賞 受賞
講演テーマ
体力面で提案したとある非常に簡単なエクササイズを行うと、ほとんどの子供ができないことがわかり、壁を登ることを怖がる子供たちや障がいのため登れない子供たちもいる中、誰でも楽しめてクライミング、ボルダリングの魅力を伝える『シートボルダリング』開発。そのエピソードをお話いたします。メンタル的な部分では、『夢』がない子供がクラスの7割を占め、どうやったら夢やチャレンジの大切さを伝えられるのか、
子供たちが夢に向かってチャレンジをして行こうとなったきっかけになる声掛けを発見した経緯をお伝えします。
「壁と向き合い、登りつづける」
宇宙飛行士を目指した私が女性初のクライマーになるべく道を切り開いていく。
クライミングを通して気付かされた経験をもとに、道なき道を切り開く力、諦めない力、継続する力、限界の壁を乗り越える力について、ビジネスや日常生活にも通じるメンタル・考え方を笑い溢れる内容でお伝えします。
「健康もスポーツも?カラダとココロとアタマと食」
女性世界初の最難の岩のチャレンジ中、舌白板症という前癌病に侵され、唾液が出なくなり、味覚を失い、痛みで話すことも食べることもできなくなってしまいました。何軒も大学病院に通うも西洋医学では治療法も薬もなく、ただ痛みとガンの恐怖とともに日々を過ごし、体力の消耗を極めていました。
この病気にうち勝つためにやったことが、この4つの改善でした。
●カラダ
●ココロ
●アタマ
●食
病気も健康もスポーツも自分自身が創り上げるものだということを、私自身の経験から楽しく笑いとともにお伝えします。
講師情報
講師名
カテゴリ
監督・指導者・スポーツ選手
肩書
プロクライマー、スポーツクライミング解説者、スポーツニッポン評論家、スポーツクライミング講師、タレント指導者、講演講師、シートボルダリング・ペーパーボルダリング開発者、ボルダビクス開発者、愛知県田原市のふるさと観光大使
経歴
1978年4月14日生まれ。2000年からクライミングを始める。
幼少から毛利衛さんに憧れ、宇宙飛行士を目指して早稲田大学理工学部応用物理学科に入学。日本で一番宇宙に近いところに行きたいと富士山を登ったことをきっかけに、登山と宇宙飛行士に通じるものを感じ取り、山にものめり込んでいく。
大学在学時、より高難度の山に挑戦するためロッククライミングを始める。クライミングジムで練習時、国体山岳競技に誘われたのを機に本格的に競技の世界へ足を踏み入れる。その後、命綱を使わないボルダリングに集中し、競技歴わずか3年でアジアのトップに上り詰める。
日本人女性初のプロクライマーとして、世界を転戦し数々の大会や高難度の岩に挑戦。女性ボルダリングの草分け的存在としてグレードを押し上げてきた。2008年4月には、日本人女性初と難度V12を達成。
2012年10月に世界で女性初となる難度V14を達成。世界のトップと肩を並べる。2012年に世界で最も活躍したクライマーに贈られるGolden Piton賞、2014年にGolden Climbing Shoes賞を両賞とも日本人史上3人目、日本女性初の受賞。スポーツクライミング解説者、NHKのボルダリング講師を努め、「夢・挑戦の大切さ」や「クライミングから学ぶ危険回避の方法」を伝えるイベント・講演などで啓蒙活動を行う傍ら、ボルダリングの「考えて身体を動かす」という魅力を、安全に体験できる『シートボルダリング』と『ペーパーボルダリング』や、ボルダリングの動きを取り入れた新しいフィットネス『ボルダビクス』を開発。より多くの方にスポーツクライミング、ボルダリングの魅力を伝える取り組みを積極的に行っている。1男1女の2児の母であり、ママさんクライマーとして、今なおトレーニングにも励んでいる。
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