山口 周
評論家・ジャーナリスト / 経営コンサルタント
肩書:独立研究者、著作家、パブリックスピーカー
メディア出演など:『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』でビジネス書大賞2018準大賞、HR
アワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。
その他の著書に、『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』、『知的戦闘力を高める
独学の技法』、『武器になる哲学』、『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・
行動様式』など。
経営学をもっと面白く捉えてみませんか?
「経営におけるアートとサイエンスのリ・バランス」
論理思考や経営学のリテラシーが浸透した結果、世界中で「正解のコモディティ化」が発生している。正しく情報を集め、それを正しく分析した結果、誰もが同じような「正解」に至ったことで、過度な同質化が発生している。同質化の中で競争に勝とうと思えば、方法はより「安く」か、より「早く」しかない。その結果が「過労死」に代表される過重労働の問題に帰結している。経営におけるサイエンスとアートのバランスの重要性を訴えたのは経営学者のヘンリーミンツバーグだが、現在の日本企業の経営は過度に「サイエンス」に偏っており、その結果が前述した「正解のコモディティ化」という問題につながっている。本講演では、このような問題意識のもと、すでに「アート」を経営に取り入れはじめている欧米企業の取り組みも含め、今後の取り組みの方向性について述べたい。
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