小池 洋恵
教育者

肩書:防災士、危機管理士
メディア出演など:《 2016年度 》
1.6月25日 平成28年度日本防災士会総会 「熊本地震から学ぶ」会場:永田町星陵会館
2.8月5日 日本防災士会地方議員連絡会 研修会 8/4-5 「熊本地震から学ぶ」会場:熊本市役所議会棟 予算決算委員会室
3.9月8日 明治大学 牛山久仁彦教授 山岸エミリ准教授ゼミ院生研修会9/8-9「熊本地震から学ぶ」会場:城見櫓
4.10月17日 菊池市の未来を考える懇話会 「熊本地震から考えるこれからのまちつくり」会場:菊池市役所3階大会議室
5.11月15日 菊池市防災講演会「身近な防災」「初動とボランティアと子どもたちの避難所運営・防犯」会場:菊池文化会館(文化ホール)
6.11月16日 NEXT熊本2016NEXTフォーラム 「防災研修 災害から学ぶ」会場:熊本大学工学部 百周年記念館
7.12月1日 東急グループBC推進ツアー「熊本地震から学ぶ」会場:イオン熊本店2階多目的ホール
《 2017年度 》
1.1月10日 明治大学政治経済学部 政治経済学部地域行政学科設置科目「地域創造総合講座」明治大学牛山久仁彦ゼミ院生へゲスト講師「熊本地震 地域コミュニティから考える防災力と地域力、その課題」会場:明治大学リバティタワー6階1065教室
2.2月19日 菊池市防災士養成研修「防災士の役割」会場:熊本県菊池市七城公民館
3.2月24日 基山町職員研修「熊本地震から学ぶ」会場:佐賀県三養基郡基山町役所研修室
4.5月17日 日本自治体危機管理学会 第37回定例研究会「熊本地震、地域コミュニティから考える防災力と地域力、その課題」会場:明治大学駿河台キャンパスアカデミーコモン8階308E教室
5.7月1日 上天草市議会副議長田中辰夫氏議会報告会「熊本地震 地域コミュニティから考える防災力と地域力、その課題」会場:熊本県上天草市松島町阿村公民館 議員1期目の講演活動(2016~2018)
6.7月6日 銭塘小学校 家庭教育学級「防災講演と防災ずきん作り」「熊本地震、銭塘のコミュニティから考える防災力と地域力」会場:熊本市立銭塘小学校体育館
7.9月22日 熊本中央倫理法人会「熊本地震、地域コミュニティから考える防災力と地域力、その課題」会場:ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ
8.10月16日 久留米市校区まちづくり連絡協議会「熊本地震、地域コミュニティから考える防災力と地域力、その課題」会場:福岡県久留米市生涯学習センター(えーるピア久留米 視聴覚ホール)
9.10月24日 市町村議会議員特別セミナー「~地域防災力の強化に向けて~」防災講演「熊本地震から学ぶ日頃からの備え」パネラー「議会議員にできることは何か~災害から大切なふるさとを守るために~」会場:JAMP市町村アカデミー市町村職員中央研修所(千葉市美浜区)
《 2018年度 》
1. 1月11日 全国市町村議会議員研修「災害直後、復旧・復興期における議員の役割」(「熊本地震」から考える~地域防災力・コミュニティを支える地方議員の役割~)会場:JIAM国際文化アカデミー全国市町村国際文化研修所(滋賀県大津市)
2. 1月20日 静岡県しまだ防災ネットワーク研修『「次世代のために」熊本地震を経験して地域防災力向上とは』会場:静岡県島田市総合

今がその時か! 熊本地震を経験してー地域防災力の向上とはー
熊本をはじめ全国自治体では、地域防災計画、地区防災計画、DCPなど、多様な地域環境において、地域から ボトムアップによる防災力強化を進められています。自助から共助、自らの命を 守るとともに身近な人の命を守るという究極の判断を求められます。その「共助」の環境を構築するには、生活の多様化による世帯間の交流の減少、帰属意識の希薄化、孤立が進む地域コミュニティをどのように再構築していくのか? 地域防災への具体的なシナリオは、ただ「地域の防災力はコミュニティの力にある」と、曖昧に済まされているように思えます。地域コミュニティの衰退は、情報化の進歩により効率化が進み、隣人との付き合いがなくても、たくさんの情報と便利さを得られ、一人で生活できる錯覚に陥り孤立が進んでいると思われます。台所と隣のお茶の間をつなぐ回覧板も、ポストからポストへと移動し、人と人の会話の機会もなくなりました。学校周辺は車優先、井戸端会議も水たまりの残る道でのたくさんの遊びも失くしてしまいました。唯一父親との遊びであるキャッチボールも禁止、近くの川も遊泳禁止、魚釣り禁止、地域で見かける看板は「禁止」の文字ばかりになっています。 効率化と情報化の進展、さらに生活の多様化により会話環境が失われてきました。今や、地域において防災力、共助力を上げるには、その地域の物理的環境だけでなく、住民と住民組織を含めた多様性、固有性を捉え、新たな情報共有、連携の仕組みを考え創りあげることが急務だと考えます。 子どもからお年寄りまでが普段着で年齢差なく誰でも自然を活用し交流できる「時と場」、大人同士の世間話ができる日常を蘇らせることが、地域防災力(自助、共助力)の基盤になると思うのです。
中学校のPTA会長や防犯協会長、民生委員・主任児童委員を務める中、東日本大震災の被災地を単PTAとして、独自に被災地の避難所になった中学校を取材した時でした。取材後は、被災地の状況を熊本のPTAや自治会へ積極的に被災地の現状を訴える活動を行ってきました。被災地の取材を通して、地域のコミュニティ(情報共有、活動連携の基盤)がしっかりしているところほど、自助、共助力の強さが防災力に繋がり、復興も早いこともわかりました。それから後も、防犯と防災、学校を核とした安全で安心なまちづくり、希薄化する地域コミュニティの再構築を訴え続けてきました。
地域、団体、企業で活動する人達の危機管理防災スキルを上げることが重要と考え、4年間で議員研修から地域団体、福祉施設など50回を超える講演に呼ばれ、固有な個人の防災力、自助力を高める講演活動を実施しています。
座右の銘「時なれば二度と戻らぬ時ならばこのひとときに命燃やさん」…