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斎藤 直樹
教育者

斎藤 直樹

肩書:山梨県立大学国際政策学部教授、慶應大学理工学部非常勤講師、神田外国語大学外国語学部非常勤講師、日本国際フォーラム上席研究員

メディア出演など:主要著作:
“Star Wars” Debate: Strategic Defense Initiatives and Anti-satellite Weapons, (Ph. D. Dissertation, the University of Miami, 1987)
『戦略防衛構想』(慶應通信、1992)
『戦略兵器削減交渉』(慶應通信、1994)
『国際機構論』(北樹出版、1998)
『(新版)国際機構論』(北樹出版、2001)
『現代国際政治史(上・下)』(北樹出版、2002)    
『紛争予防論』(芦書房、2002)
『イラク戦争と世界』(現代図書、2004)
『検証:イラク戦争』(三一書房、2005)
『北朝鮮危機の歴史的構造1945‐2000』(論創社、2013)
『北朝鮮「終りの始まり」2001‐2015』(論創社、2016)
『米朝開戦:金正恩・破局への道』(論創社、2018)
『まやかしの非核化と日本の安全保障』(論創社、2019)他多数。

放送出演:
・エフエム・フジ 「Evening Rushニュースな時間」北朝鮮のミサイル発射実験について 2017年8月31日放送
・エフエム・フジ 「ニュースワールド」 G-20について 2019年7月4日放送
・エフエフ・フジ 「ニュースワールド」 香港情勢について 2019年9月12日放送など

講演:
・勝兵塾 第89回勝兵塾月例会 山梨県立大学 国際政策学部 国際コミュニケーション学科 教授 国際学博士 斎藤直樹 2018/10/28
https://www.youtube.com/watch?v=PmwHl2geLhU

・山梨大学グローバル人材育成プログラム 「北朝鮮核・ミサイル危機:米朝開戦とわが国の対応」2018年2月2日





斎藤 直樹

「米朝開戦危機の再燃」・「泥沼化する日韓関係」・「世界大国を目論む習近平と阻止を狙うトランプ」

朝鮮半島情勢、日韓関係、中国問題など北東アジア情勢を主に研究しております。
北朝鮮は非核化を約束しながら核ミサイル開発を継続していますが、米朝核交渉が進まない中でまた大規模な軍事挑発の再発が憂慮されます。
この間、いわゆる徴用工訴訟に端を発します日韓関係の悪化は修復が容易ではありません。
これが日米韓三国の安全保障協力に暗い影を投げかけています。
かたや米国に並ぶ超大国に向けて中国が一帯一路構想や海洋進出を強引に続ける結果、米中貿易摩擦、南シナ海問題、東シナ海問題、香港問題、米国の中距離ミサイル導入問題など、一連の問題が発生しております。
北東アジアはあたかも新冷戦が勃発したかの様相を呈し始めていると感じております。

講演会では様々な視点から国際問題についてお伝えを致します。

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まやかしの非核化とわが国の安全保障

10年以上北朝鮮の核・ミサイル開発と我が国の安全保障への影響について研究してきた。2018年6月12日に初の米朝首脳会談が行われ、共同声明では完全な非核化に合意したとされているが、遅々として進んでいない。2013年3月、金正恩指導部は『経済建設と核武力建設路線』の並進路線を採択した。経済建設路線は失敗したが核武力建設路線は驚くべき進展を見せた。2016年1月以降、核実験と弾道ミサイル発射実験を繰り返し、米国本土に対する核攻撃能力の獲得を目指した。金正恩はICBMを完成させ、トランプに強硬な要求を突き付けようとしたのである。2017年7月にICBMの発射実験を、9月に初の水爆実験を行い、11月の火星15型ICBMの発射実験では射程距離約13、000㎞となり、金正恩は『国家核戦力の完成』を宣言した。しかしトランプは意に介さなかったが、マクマスター補佐官は『時間があまり残っていない』として、軍事的選択肢の発動を示唆し、一触即発の状態であった。『共同宣言』によって金正恩は非核化を示唆し、緊張緩和に向かったが、トランプが数週間以内の核リストの申告を求めたのに対して金正恩はこれを拒否し、核・ミサイル開発を継続している。9月の『平壌共同宣言』では『米国が相応の措置を取れば、寧辺核施設の永久的な廃棄のような追加措置を引き続き講じていく用意がある』と表明したが、4カ月前に合意していた内容から大きな後退である。そこで10月7日にポンペオ国務長官が金正恩と会談し、2つの点が明らかになった。つまり『相応の措置』とは、朝鮮戦争終結への同意と経済制裁の解除である。経済制裁解除に向けては中露や韓国とアメリカとの間で綱引きが行われている。トランプの立ち位置は明らかではないが、第2回米朝首脳会談に前のめりになっている。北朝鮮の核・ミサイルはいずれ完成するため、既存のミサイル防衛システムを改善強化してく必要がある。



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講師情報

講師名

斎藤 直樹

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教育者


肩書

山梨県立大学国際政策学部教授、慶應大学理工学部非常勤講師、神田外国語大学外国語学部非常勤講師、日本国際フォーラム上席研究員


経歴

【経歴】
1997年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
1979年 慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了。
1987年 マイアミ大学国際問題大学院博士課程(the Graduate School of International Studies, the University of Miami)修了。
国際学博士号(Ph. D. in International Studies)取得。

現在:山梨県立大学教授、慶應義塾大学兼任講師、神田外国語大学兼任講師、日本国際フォーラム上席研究員など。

専攻:安全保障論、国際政治学、現代世界史、米国政治・外交など。


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